ここ数年ほぼ毎日秋田地酒を呑んでいる秋田出身・仙台在住のぶり子です。
今年は他県酒も開拓してみよう!!・・・と、思っているのですが、その前に
ここ数年秋田酒メインに飲んできたまとめとして、地元秋田の日本酒好きから人気の銘柄を紹介します。
秋田県で有名な日本酒
秋田県で有名な日本酒・レアな日本酒の代表と言えば『新政』
代表銘柄はNo.6、colorsなど。
6号酵母と県産米を使用した低アルコール原酒(アルコール分15%以下)をメインに、穏やかな果実香(だんだん派手になってるけど)で、サラサラと軽やかな飲み口に柔らかな甘旨味の感じられるお酒を醸す蔵です。
それから、十四代を醸す高木酒造の社長から技術指導を得て造られた両関の『花邑』
真ん中は春霞の栗林
春霞は食中酒で好き
こちらは甘く華やかな果実香で、山形のお酒のようなチャーミングさと秋田らしさを兼ね備えた、チャーミングな甘旨みが特徴的なお酒。
更に、テレビやメディアに取り上げられる機会も多い『雪の茅舎』
有名なお酒に美酒の設計があります。
発酵中に櫂(かい)入れせず、自然に任せた低温長期発酵と自家培養酵母による酒造りで、甘くフルーティーな香りと濃厚な甘旨味の感じられるお酒です。
地元秋田民に人気の銘柄
仙台では大手町の居酒屋『にこらす』さんで
秋田地酒を多く取り扱っています
地元秋田民からも『新政』『花邑』『雪の茅舎』は人気ですが、他県ではほとんど見かけることのない人気銘柄もいくつかあります。
隠れた人気銘柄 千代緑
秋田では人気なのに他県ではあまり知られていないお酒・・・
1番に思い浮かぶのが『千代緑』
地元秋田の日本酒好きには有名なお酒です。
MS3、SP、No.12、槽口瓶詰生など、季節限定の生酒が特に人気です。
華やかなフルーツ香に、ピチピチのガス感、芯のあるキリっとした味わいのキレの良いお酒が多いです。
福小町の別銘柄 角右衛門
次に『角右衛門』
華やかに香るお酒の多い蔵のお酒です。
まだ寒い季節に出る直汲み、水色ラベル無圧上槽中汲みや春のピンクラベルをはじめ、ひやおろしも定番人気となっています。
フルーティーで、ボリューム感のある旨味がありなあがらも透明感の感じられるお酒が多い印象。
華やかなお酒 NEXT5 一白水成
それから『一白水成』
ゴージャスで艶っぽい香りが特徴的。
季節限定酒が特に人気で、冬はささにごり、定番の青ラベル、春のピンクラベル、オレンジの酒未来、茶色の山田錦など・・・
わたしは特に美郷錦を使用したピンクラベルとひやおろしの季節に出る山田錦が好みです。
生も火入れも華やかフルーティーで、力強い味わいながらも透明感のあるお酒。
プレミア価格をつけているお店がありますが、特約店では普通に定価で買える銘柄です。
食中酒好きに NEXT5 春霞
家呑みの定番と言えば『春霞』
穏やかな果実香と深みのある味わい。食中酒にピッタリです。
最近ではピチピチとしたガス感と透明感も加わり、何を呑んでも安定して旨いです。ほんと呑んでほしい。
春霞と書かれたラベルと栗ラベル、栗林とありますが、どれもおすすめ。
アル添上手! 出羽の冨士
秋田の日本酒仲間から『出羽の冨士の本醸造は安いけど美味しい』とすすめられて呑んだお酒。
秋田駅近くの日本酒が美味しい居酒屋は
『炭火焼鳥 一㐂』
最近では美味しい純米酒がたくさんあるのでわざわざアル添酒を飲まなくてもいいかななんて思いますが、この酒を飲んだ感想に
フルーティーに香る本醸造。
旨味がありながらもキレイで、吟醸酒と特別純米酒の良いとこどり!1000円以内で買うことができるハイ・コストパフォーマンスなお酒です。その辺の吟醸酒より香るし旨い。
みたいなことを書いています。
上手なアル添の魅力は香りの華やかさとキレイさ、旨味のわりにスッキリとしたキレの良さ。
地元消費されているお酒です。
今秋田で話題の日本酒
すでに人気酒になってしまったお酒は手に入りにくいですが、これから人気になるかもしれないお酒なら手に入ります。
どんどん開拓していきましょう♪
酸が際立つ変態酒 飛良泉
近年秋田で話題のお酒と言えば飛良泉。
何年も前から規格外米を使用した純米大吟醸スペックの普通酒や、
多産性酵母No.77を使用した高酸度の甘酸っぱい『山廃純米マル飛No.77』を製造するなど、面白い取り組みをしてきた飛良泉ですが・・・
秋田駅近くの日本酒が美味しい居酒屋は
『炭火焼鳥 一㐂』
飛良泉27代目蔵元、齋藤雅昭さんが酒造りに携わるようになって益々目立っています。
飛囀シリーズはオシャレなラベルと高酸度の【鵠-HAKUCHO】
低アルコール原酒スパークリング(アルコール分9%)の【飛囀-スパークリング】
はじめとした飛囀シリーズが日本酒ファンの心を掴み、最近では雑誌で飛囀シリーズの【銀-SHIROGANE-】が取り上げられました。
飛良泉は秋田では
『勘六商店』さんが強い
けっこう変態好きするお酒を造っているので、面白いお酒を呑んでみたいという方にもお勧めです。(スペック要確認)
フルーティークリア 大納川 天花
現在本格的に製造開始して2期目の大納川も今注目の蔵。
現在のおすすめは、あきた酒こまちを使用した赤天花。
3月22日追記:亀の尾、山田錦も良かったです♪
いちごや綿あめを思わせる甘いフルーツ香と、ピチピチのガス感にキュートな甘みと透明感のある味わいが特徴的。
スパークリングは、開栓後数日たつとまさに完熟いちご!!まるでいちご狩りしているかのような甘い香り!
アルコール分8%の低アルコール原酒に挑戦するなど今後の動向も気になる蔵です。
蔵人たちが醸す 新しい『天の戸』
一昨年、杜氏を務めてきた森谷康市氏が急逝。副杜氏を務めていた菅原康晴さんを中心にお酒を醸すことになった天の戸。
仙台ぶり子は実は天の戸のじゃごたろ持ってます
Twitter
わたしは天の戸がきっかけで日本酒にハマり、それからずっと呑んで癒され、見守ってきた蔵なので。。
正直、杜氏が変わるとお酒はこんなに変わるのかと驚きました。
森谷杜氏のお酒は実家に帰ったような、ホッとするお酒。
今の天の戸は、若々しくフレッシュでキレイなお酒。
どちらも好きですが、もしかすると今の方が万人向けかも。
半径5キロ以内の地元の米だけで醸す純米蔵という改革、いち早い白麹仕込み、黒麹仕込みなど、天の戸はずいぶん前から新しい取り組みで日本酒を醸してきました。
天の戸は穏やかな果実香と、クリアでも滋味深い味わいが特徴的。
素朴な雰囲気のお酒です。
地元秋田では冬に蔵出しされる活性にごり酒『じゃごたろ』がハイコスパ酒、特約店限定の『夏田冬蔵】は香り控えめで滋味深い食中酒の吟醸酒として人気です。
夏は白麹仕込みのスパークリング『SILKY シルキー』でスカッと!
男鹿市 稲とアガベ醸造所
東京でどぶろくを製造・販売してきた『木花之(このはなの)醸造所』の醸造長を務める岡住修兵さん。
この投稿をInstagramで見るInstagram@ine.to.agave
新政で修業経験のある方なのですが、男鹿市に酒蔵を新設されました。
着々と。 pic.twitter.com/PAaXAeWrOe — 岡住修兵 稲とアガベ醸造所2021年11月1日オープン (@OkazumiSakehei) September 30, 2021
Twitter@OkazumiSakehei
今後どのような展開を見せるのか注目の蔵です。
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