緩い感じでやっております、日本酒と郷土料理(地域グルメ)
もうこの郷土料理を取っ払って『日本酒と地域グルメ』にしようと思います。
さて、今回は疲れた心に地元酒を。秋田でも食中酒で人気の春霞に、心温まる郷土料理を合わせていただきたいと思います。
秋田の食中酒 春霞の特徴
秋田というと新政が目立っていますよね~
日本酒好きさんでは、新政含む NEXT5(秋田の若手蔵元?が5蔵集まって一緒にお酒を造るなどして技術向上を図るみたいなの) もご存じの方が多いんじゃないかと思うんですけど、春霞もNEXT5の一員だったりします。
他に新政、白瀑、ゆきの美人、福禄寿の社長(蔵元)がメンバー。結成後数年でどの蔵も目覚ましい酒質の向上(変化)が見られました。
新政は淡麗な味わいで控えめな香りと言われる6号酵母でド派手な日本酒を造るし、山本はNo.12酵母でバナナ~な日本酒を造るし、ゆき美はマンションで透明感あふれるピチピチ酒を造るし、福禄寿は年々欠点(雑味)が少なく洗練された味わいに。
特に春霞ですね。あまり目立って騒がれないんですけど、全然違うお酒になりました。
NEXT5の中でもなんとなく田舎くさいというか、垢抜けない感じのお酒だったのが(好きで飲んでいました)透明感のあるピチピチ酒に。それでいて以前のまま食事に寄り添うような味わいになっています。
どちらも美味しいんですけど、今の春霞は『今っぽいけど食事に寄り添うアットホームなお酒』という感じできっと万人するんじゃないかなと思います!
日本酒イベントした際も1番人気でしたよ♪(新政、鍋島、花邑などの人気酒が揃っていました)
春霞は全体的に安定感があっておすすめしやすいお酒になっています。見つけたらぜひ秋田の郷土料理と合わせて飲んでみてくださいね。
冬にだまこ鍋(きりたんぽ鍋のきりたんぽの代わりに潰して丸めたごはんを入れるお鍋)といただくのがおすすめ!春霞は鍋や煮物など、温かみのある家庭料理と好相性です。
海の幸よりはステーキなどお肉がGOOD!
秋田の郷土料理 子持ちはたはた寿司 とは?
海の幸よりも肉がGOOD!と言っておいて、用意したのは思いっきり海の幸。
『子持ちはたはた寿司』です。
県外の方にはあまり知られていないようで、以前新潟の友人に送ったときには「お寿司と聞いたのにお米がない!?」と驚かれました。
飯鮨(いいずし)ってやつですね。お米と一緒に漬けるお寿司で、シメサバや黄金ままかりのような甘酸っぱい味付けになっています。ぶりこはブッチブッチ硬くて弾けます。
わたしの母や祖母は自分で作ってたりするんですけど、棘があるはたはたの内臓を抜き、漬けてからもマメに手入れが必要だったり、寒いところに置いておかなければならなかったり(実家では玄関に置いているよう)味加減が難しかったりと、腐ったら怖いし素人が手を出すような郷土料理ではないよなとわたしはいつもお金を出して購入しています。
おすすめのハタハタ寿司は最後の方で紹介するとして、まずはお酒の味わいと相性について書いていきまっす!
秋田の食中酒 春霞 純米大吟醸 × ハタハタ寿司をペアリング
わたしが普段呑むのは1,000円~2,000円の純米酒か純米吟醸酒なのですが、今回合わせるのは・・・
春霞の純米大吟醸 白ラベル。
原材料名:米・米麹
アルコール分:16度
原料米:秋田県産美郷錦
精米歩合:35%
ぶっちゃけこのお酒にハタハタ寿司が合う気がしない・・・
ハタハタ寿司は冷凍だし(自分で冷凍するとどうしても生臭みが出やすい)純米酒クラスや、純米大吟醸でも生酛なんかは合いそうな気がするけど・・・
でも、今日は癒しが必要なんだ!!!
お気に入りのハタハタ寿司と、秋田地酒でいっぱいやりたいんだ!!マリアージュなんかより秋田酒×秋田の料理で秋田に帰った感ある食卓が今のわたしには必要なんだ!!!
ということで、いただきます。
こちら開栓後約10日目。
開栓直後は硬くまとまりがなかったけど(でも美味しかった)、馴染みましたね!まだ伸びそう。開栓後ものんびり楽しめるタイプのよう。
ふくらみのある果実香がふわっと!!
なし、りんご、バナナ、綿あめのように甘く香る。
滑らかに舌を伝って花の蜜のような瑞々しい甘さ。果実味あって美味しいね~!後味は綿あめのように焼き付くような甘さ?と一瞬感じるものの、ほんのりある苦みが大人のバランス感で上品にまとまっている。
含み香にビスケット。
これはやっぱりお鍋に合わせたいな~。ローストビーフとか。茶色い料理。
フルーティーなこのお酒にはハタハタ寿司は合わないのでは・・・
と思ったけど、不思議と無難に合っている。
酸味控えめの春霞と、酸のきいたハタハタ寿司。
春霞は酢豚なんかも合うかもしれない。青椒肉絲など、中華料理全般合いそうな雰囲気。
でも、やっぱりハタハタのようにな冬の肴には、新酒のようなフレッシュなお酒を合わせたい。
旬の食材、旬の料理には、やっぱり季節のお酒がしっくりくる。
試しにほかの秋田酒も合わせてみたけど、生酒で生熟成してほんのりカラメル香もあるためか、ハタハタ寿司とはイマイチ。しっくりこない・・・
熟成してきた生酒とハタハタ寿司を合わせるよりは
火入れで安定した酒質のお酒のほうが合いやすいよう。
秋田の郷土料理と日本酒をペアリングするなら
今回ペアリングしたハタハタ寿司は、タカトメ酒店さんでお取り寄せできる湯沢市の河童の川太郎さんのもの。
頭ごと食べられる大きなハタハタ一匹寿司は希少です。
高留さんでは美味しいお酒もお取り寄せできておすすめ!
楽天市場などでお取り寄せするのなら・・・
鈴木水産のものがおすすめです。
酸味しっかりめなんですけど、冷凍ものではこちらが臭み少なく(下手に冷蔵商品買うより断然こっち)安定感がありバランスの良い味わいでお気に入りです。秋田のスーパーでもよく売られている馴染みのハタハタ寿司。
春霞など秋田地酒と秋田の郷土料理を合わせてご購入の際は、秋田県物産振興会がおすすめ。
秋田県物産振興会を見る
楽天市場/ヤフーショッピング/Amazon
皆さんも是非、秋田の郷土料理と秋田地酒をペアリングして楽しんでみてくださいね♪